◆ 鉄道
- 情報伝達の見える化
• アナウンス情報は必ず文字・表示でも提供(発車案内、遅延情報、緊急放送)
• 電光掲示板・デジタルサイネージをホーム・改札・コンコースに十分配置
• 非常時(事故・災害・火災)は光・文字・振動で通知できる仕組みを導入
• 列車内でも字幕表示・光通知を併用(LCDディスプレイ活用) - 案内・誘導サポート
• エレベーターは到着階を「音声+光」で表示
• 案内サインは高コントラスト・多言語・ピクトグラム併用
• 避難誘導灯は視覚的に分かりやすい配置(矢印+光)
• 駅員呼び出しボタンに光や表示で応答を示す機能を追加 - コミュニケーション支援
• 改札・案内所に筆談用具やタブレット端末を常備
• 遠隔手話通訳(VRI)に接続できる窓口端末を設置
• マスク着用時でも口話が見える工夫(透明シールド等)
• 列車乗務員とのやりとりは文字ベース(携帯端末・アプリ等)でも可能 - 空間・設備デザイン
• ホームは見通しを良くし、サイネージが遮られない設置
• 音響を調整し、補聴器利用者が聞きやすい放送環境に配慮
• ホームドアに視認性の高いランプ表示を導入
• 災害・避難時に振動・光での警報システムを組み込む - 運用・サービス
• 駅員・乗務員への「聴覚障害者対応研修」を定期実施
• ダイヤ乱れ時は文字情報を迅速に提供(SNS・アプリ・掲示板)
• 鉄道アプリで字幕や通知をプッシュ配信
• 防災訓練で聴覚障害者の避難行動をシミュレーション
◆ 空港
- 情報伝達の見える化
• 搭乗案内・遅延・ゲート変更は必ず「音声+文字(サイネージ/アプリ)」で提供
• 保安検査場・搭乗口に十分な電光掲示板を配置
• 緊急時(避難・火災・セキュリティ)は光・文字・振動でも通知可能に
• 機内搭乗前の説明も字幕や表示で提示 - 案内・誘導サポート
• 出発・到着ロビー、乗り継ぎ動線に大型サイネージを配置
• 案内表示は高コントラスト+多言語+ピクトグラム
• エレベーターやシャトルは「光+表示」で案内(音声に依存しない)
• 非常口・避難ルートは光で強調表示 - コミュニケーション支援
• インフォメーションカウンターに筆談用具・タブレットを常備
• カウンターには、繰り返しよく使う説明を「コミュニケーションボード」で常備
• 遠隔手話通訳(VRI)に接続可能な端末を各所に配置
• アナウンスの内容をリアルタイム字幕化(Speech-to-Textシステム導入)
• 航空会社スタッフが文字ベースでサポートできる体制 - 空間・設備デザイン
• サイネージは見通しの良い位置に設置し、混雑時でも視認可能
• 保安検査や搭乗ゲートの誘導は光・画面表示を併用
• ラウンジや待合スペースで字幕付きテレビを常備
• 避難時には光・振動で警報を知らせる仕組みを導入 - 運用・サービス
• 空港スタッフへの「聴覚障害者対応研修」を実施
• 航空会社アプリで「遅延・搭乗案内」を文字通知(Push通知)
• 緊急時マニュアルに「聴覚障害者の避難支援」を組み込む
• 国際空港では多言語字幕対応を整備(英語など)
◆ 客船ターミナル
- 情報伝達の見える化
• 出港・到着・乗船案内は「音声+文字+光」で提供(電光案内板/アプリ)
• 遅延・欠航情報をリアルタイムで表示(多言語対応)
• 緊急放送(火災・津波・避難指示)は光・文字・振動で通知可能に
• 船内案内も字幕表示・光通知を併用 - 案内・誘導サポート
• チェックインカウンター・搭乗口に大型モニター表示
• 荷物検査・入国審査の案内はピクトグラム+多言語字幕
• 乗船ゲートで光や画面による呼び出しを設置
• 避難誘導灯や非常口表示は視覚的に明確化 - コミュニケーション支援
• カウンターに筆談用具・タブレットを常備
• 遠隔手話通訳(VRI)端末を設置
• 桟橋・待合室にスタッフ呼び出しボタンを設置(光で応答表示)
• 乗船時の安全説明(ライフジャケット案内など)は字幕映像を併用 - 空間・設備デザイン
• 待合室やロビーは見通しを良くし、サイネージが視認しやすい配置
• 長時間滞在を考慮し、字幕付きテレビや情報表示パネルを常設
• 船内客室には光・振動付きアラームを導入
• 緊急避難経路を光・矢印でわかりやすく誘導 - 運用・サービス
• 港湾スタッフ・船員への「聴覚障害者対応研修」を実施
• フェリー会社やクルーズ会社のアプリで「乗船案内・遅延情報」を通知
• 災害時マニュアルに「聴覚障害者の避難支援」を明記
• 外国人利用者向けに多言語字幕対応を整備(英語など)
Copyright© 日本聴覚障害者建築協会 All Rights Reserved.