[住居施設]の聴覚障害者対応チェックリスト

  1. 情報伝達の見える化
    • 来客チャイムは「音+光+振動」で通知(フラッシュライトやスマホ連動)
    • 電話やインターホンを文字・映像で確認できる仕組み(テレビドアホン、アプリ連動)
    • 火災報知器やガス警報器に光や振動通知を追加
    • 家族からの呼び出しに光や振動で反応する機器を配置
  2. コミュニケーションサポート
    • 筆談用具やタブレットをすぐ使える場所に準備
    • 室内の照明は手話(顔や口元も)、筆談が見やすいように配置
    • テレビ・映像機器は字幕対応を確認
    • 家族との会話支援に遠隔手話通訳(VRI)や文字チャットが利用可能
  3. 空間デザイン・安全
    • 見通しの良い間取り(リビングから玄関・廊下が見やすい)
    • 段差をなくし、床は明るい色で区別(転倒防止と視認性向上)
    • 避難経路は照明・誘導灯で視覚的にわかりやすく
    • 音響設計(残響を減らし補聴器使用時に聞き取りやすく)
  4. サイン・ICT(「情報通信技術」でメール・チャット等を指す)の活用
    • 各部屋に「光で通知できる」インターホンや呼び出し装置
    • 家電や警報器とスマホを連動(IoTで通知を一元化)
    • ユニバーサルデザインのピクトグラムや色分けを利用
    • 緊急時の連絡手段を多様化(文字メッセージ、ビデオ通話)
  5. 運用・生活サポート
    • 家族が聴覚障害者の特性に配慮できるように共有・研修
    • 災害時には「光・振動通知付き防災機器」を準備
    • 医療・介護サービスが利用しやすい通信環境を整備
    • スマホ・タブレットでの「情報保障アプリ(手話・文字)」を常用

 

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