[医療施設]の聴覚障害者対応チェックリスト

  1. 情報伝達の見える化
    • 館内アナウンスは文字・光で併用(電光掲示板、サイネージ)
    • 診察呼び出しは「音声+表示」で対応(モニター番号表示など)
    • 病室呼び出し・ナースコールに光や振動を追加
    • 緊急時アラーム(火災報知器など)は光・振動でも通知
  2. 対話サポート
    • 受付に筆談用具(筆談ボード・タブレット)を常備
    • 手話通訳・遠隔手話通訳(VRI)に対応できるシステム
    • マスク越しでも口話が読みやすい工夫(透明マスク/フェイスシールド)
    • 窓口は口元・表情が見やすいカウンター設計
  3. 空間デザイン
    • 待合室は見通し良く、掲示板や表示が視認しやすい位置に配置
    • 音の反響を抑えた音響設計(補聴器利用者への配慮)
    • 床・壁の色分けで動線を明確化
    • 避難誘導は光・矢印表示でわかりやすく
  4. ユニバーサルサイン・表示
    • ピクトグラムや多言語表示を活用(音声に依存しない)
    • 案内板は高コントラスト・十分な文字サイズ
    • エレベーターに光・表示付き案内(到着階を音声+光で表示)
  5. 運用・サービス
    • スタッフ向けに「聴覚障害者対応研修」を実施
    • 災害・避難訓練で聴覚障害者対応を組み込む
    • 医療情報提供(説明資料)は手話通訳や文字ベースで渡せるよう準備
    • 救急時はスマホ等で消防署に救急搬送依頼できるよう準備
    • ウェブ予約やアプリでの診療呼び出し通知も活用

 

Copyright© 日本聴覚障害者建築協会 All Rights Reserved.

  • このエントリーをはてなブックマークに追加